忘れられた道「御嶽古道」復活へ林道整備 “金峰山信仰”学べるルートに 山梨・甲府
甲府市の最高峰・金峰山の山頂に続く「御嶽古道(みたけこどう)」への林道の整備が完了しました。市は金峰山信仰の歴史が学べる山岳観光ルートになると期待を寄せています。
甲府市の金桜神社を起点に、かつては金峰山に登る信仰の道としてにぎわった「御嶽古道」。近年は年間利用者が100人にも満たない“忘れられた道”になっていました。
この道を復活させる官民協働の取り組みがスタートしたのは去年12月のことです。甲府市などは「御嶽古道」に続く2.7㌔の林道を整備し、登山道入口に看板や駐車場、簡易トイレを設置しました。
甲府市農林振興室 坂本尚弥 室長
「登っていくとだんだん五丈岩が近づいてくるルートになっている。登るたびに少し見上げてもらい五丈岩との距離感を感じてもらう中で、振り返れば富士山も見える眺望の素晴らしいルートになっているので、ぜひみなさんに使ってもらいたい」
登山道の維持管理には登山者でつくる有志の会も協力するということです。