国際電話番号の「アポ電」 県内でも急増 10月に46件確認される 山梨県
山梨県内でも国際電話番号を使い、特殊詐欺の電話や資産・在宅状況を聞き出す「アポ電」が急増しています。
国際電話番号とは、番号の始めに「+」が付き、続いて「1」や「44」といったアメリカやイギリスなど国を表す番号が表示されるものです。
国際電話番号を使った電話詐欺は全国で急増していて、県内でも今年に入り、7月以降に増え始め、10月は46件が確認されるなど急増しています。中でも、特に多いのが音声ガイダンスを使った詐欺です。
これは2022年11月、実在する大手電機通信事業グループの職員をかたる男が、60代の男性の携帯電話にかけた実際の内容です。男は違約金などを支払わなければ裁判をすると脅してきましたが、男性は応じることなく警察に通報し、被害は免れることができました。
警察によりますと、国際電話と思われる電話にはまず、出ないことが重要だといいます。
警察は、国際電話からの着信を無料で拒否できる国際電話不取扱受付センターへの申し込みや、音声を自動録音する電話詐欺抑止装置の設置を呼びかけています。