さい銭盗の瞬間…防犯カメラに 10日連続の犯行 常習犯か 通称“夜明け前の野球帽” 山梨県
富士吉田市の神社に現れたさい銭盗の犯行の瞬間を防犯カメラが捉えました。
カメラに映った男は定期的にさい銭盗を繰り返す常習犯とみられ、神社では警察に被害を届け出ました。
こちらは7月、富士吉田市の神社の防犯カメラが捉えた映像です。
夜遅く、境内に野球帽をかぶった男が現れました。
しきりにあたりを気にしながら、おもむろにさい銭箱に近づきます。
そして、さい銭箱に手をかけるとー
さい銭でしょうか、何かをわしづかみにした手をポケットに突っ込み、何事もなかったかのように立ち去りました。
そして、この数日後ー
男は再び、同じ野球帽をかぶって境内に現れます。
神社によりますと、男はこの日以降、同じ手口で10日間連続、犯行に及んだといいます。
男の犯行は今年の春にも防犯カメラに捉えられていて、これまでに少なくとも40回は確認されているということです。
以前は決まって夜明け前に犯行に及んでいたため、関係者の間ではいつからか「夜明け前の野球帽」の通り名で呼ばれてきました。
しかし、気付かれていることを知ってか知らずか、今回は犯行の時間帯を「未明」から「深夜」に変えてきたということです。
被害に遭った神社の関係者は
「お越しになられなかった時期もあったので、もう問題は解決したかなと思ったが、また“お越しになられている”様子なので頭を抱えてしまいます。どういったご理由でさい銭をお取りになっているか存じ上げませんが、まったく頭が痛いとしか申しようがないです」
神社ではすでに警察に被害届けを出していて、警察が窃盗事件として捜査しています。