元教え子に性的LINEの中学教諭 発覚後も授業担当「代わり見つからず」と市教委 山梨

公立中学校の男性教諭が元教え子の女子高校生にLINEで性的な内容のメッセージを送り停職処分となったことを受け、甲斐市教育委員会は6日夜に会見し謝罪しました。また、事案発覚後も男性教諭に授業を担当させていたことを明らかにし、「代わりが見つからずやむを得なかった」などと釈明しました。
甲斐市にある公立中学校の30代の男性教諭は去年11月12日、相手が元教え子の女子高校生であると知りながらLINEで性的な内容のメッセージを送り、県教育委員会は6日付で停職6か月の懲戒処分としました。
被害生徒は男性教諭が以前、甲斐市外の学校に勤務していた時の教え子で、プライベートでの交流はありませんでした。男性教諭は知らないLINEアカウントにメッセージを送ってやり取りする中で元教え子と気付き、性的なメッセージを送っていました。
処分を受け、甲斐市教委は6日夜に会見を開き、内藤和彦教育長が「被害者にはつらい思いをさせてしまい、家族にも多大な心配をかけたことを心よりお詫び申し上げます」などと謝罪しました。
また、市教委は被害生徒の保護者の相談を受けた警察から去年11月21日、学校に問い合わせを受けたことで今回の事案を把握したと説明。11月末、学校の事情聴取に男性教諭は事実を認めましたが、今年2月20日に体調不良を理由に休むまでの間、通常通り授業などを続けていたということです。
理由について市教委は「男性教諭の勤務態度や授業の様子などを踏まえた上での対応。どうしても授業はしなければならず、代わりの教諭もすぐには見つからなかった。やむを得なかった」などと釈明。この対応については県教委とも共有していたということです。