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山梨学院高 全国高校サッカーは出場の意向「盗撮行為の生徒は出場させず」山梨

2024年11月29日 17:31
山梨学院高 全国高校サッカーは出場の意向「盗撮行為の生徒は出場させず」山梨

 山梨学院高サッカー部の部員らが修学旅行先で女湯を盗撮しようとした問題で、学校は29日、出場の可否を検討していた全国高校サッカー選手権大会に出場する意向を明らかにしました。

 この問題は11月、山梨学院高サッカー部の男子部員2人を含む複数の生徒が修学旅行の宿泊施設の女湯をスマートフォンで撮影しようとしたもので、学校は関係した生徒を停学処分にしました。

 また、サッカー部は12月開幕の全国高校サッカー選手権に山梨代表での出場が決まっていて、学校は出場の可否について「部の意向を確認する」としていました。

 学校は29日、ホームページで見解を発表。今回の行為について「少年としての軽率な行為として済ませることのできない恥ずべき行為」とした上で、「あくまでも個人の過ちであり、サッカー部の組織的な行動ではないと判断し、連帯責任による出場辞退という選択はしない」と大会出場の意向を明らかにしました。

 その上で、盗撮行為に関わった部員については「行為の重大性を深く認識させ深く反省を促すためにも、停学処分解除後も大会に出場させない」としました。

 一方、インターネット上での中傷や事実と異なる書き込みが確認されるとし、学校では「教育的見地からも見るに忍びない」として理解を呼びかけています。

【以下、学校コメント全文】

「本校進学コースの修学旅行中に起きた生徒の不適切な行動に関する報道について」

 標記の件につきまして、日頃より本校にご支援をいただき、また、ご関心を寄せていただいている皆様に不快な思いやご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。

 この報道に関連し、本校の第103回全国高校サッカー選手権大会出場に関するさまざまな憶測が広まっていることを懸念し、この場にて学校の対応をお伝えさせていただきます。

 今回の生徒の行動は、少年としての軽率な行為として済ませることのできない恥ずべき行為でした。学校としては未遂であっても教育機関として断固とした姿勢を示し、該当の生徒には相当の処分をして今後もこの少年たちの指導を続けていくことが適切な教育指導だと考えており、すでに該当生徒は停学処分期間中です。

 また、学校としては今回の件はあくまでも個人の過ちであり、サッカー部の組織的な行動ではないと判断しており、連帯責任による選手権大会出場辞退という選択はいたしません。

 しかしながら、本件に関わりカメラ付携帯電話により、撮影を試みようとした生徒は、行為の重大性を深く認識させ深く反省を促すためにも停学処分解除後も今回の全国高校サッカー選手権大会に出場させることはいたしません。

 該当生徒たちは自分たちの無責任な行動に関してその責任を負うことは当然のことですが、すでに停学処分によりその罰を受けており、反省の日々を過ごしております。このような中で、インターネット上での中傷、事実と異なる文言等によって責めつづけられることは教育的見地からも見るに忍びなく、皆様にはご賢察とご理解をいただきますようお願いいたします。

 2024年11月29日 校長 吉田正

最終更新日:2024年11月29日 19:32
    山梨放送