山梨県の人口 2050年には推計で61万人台に
山梨県の人口が2050年には61万人台となる推計で、現在より18万人以上減少することが国の研究所の調査で分かりました。減少幅が最も大きい身延町は2050年までの30年間で6割以上人口が減少します。
国立社会保障・人口問題研究所が発表した地域別の将来推計人口によりますと、山梨県の人口は減少の一途をたどり、2050年には61万1586人となる見込みで、12月1日時点の人口より約18万3000人減少するということです。
2050年の推計人口を市町村別にみると、甲府市は2020年に比べ16%減少の15万9036人、甲斐市は13%、笛吹市は23%の減少、早川町は50%以上減少の521人、身延町は減少幅が65%と県内の自治体で最も大きく3778人になる推計です。県内では唯一、昭和町のみが増加に転じ、2万2047人となっています。
県の人口減少対策の担当者は「人口減少は困難で複雑な社会問題。詳細を分析し対策に取り組んでいく」と話しています。