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3年連続"鹿島撃破"なるか 守勢予想も「いいカウンターでゲームマネジメントを」J2甲府が下克上狙う 山梨県

2024年8月20日 8:00
3年連続"鹿島撃破"なるか 守勢予想も「いいカウンターでゲームマネジメントを」J2甲府が下克上狙う 山梨県
J2から6クラブが16強に進出
 サッカーの天皇杯全日本選手権大会ラウンド16(4回戦)が21日に行われ、J2・ヴァンフォーレ甲府は、リーグ戦の本拠としている山梨県甲府市「JIT リサイクルインク スタジアム」でJ1・鹿島アントラーズに挑みます。鹿島とは3年連続の対戦。J1勢撃破という「下克上」を果たすためには何が必要なのか―。クラブOBでサッカー解説者の堀井岳也氏と、DF関口正大主将に聞きました。

■夏の監督交代 内容は上向きに

 今季の成績不振から、コーチだった大塚真司氏(48)が7月、監督に就任。以降、チームは天皇杯を含めて3勝1分け2敗となっています。8月17日の首位・清水エスパルス戦には敗れたものの、堀井氏は大塚監督の目指すサッカーに一定の手応えを感じています。

【大塚監督就任以降の戦績】
J2第23節 ●1-3 vs徳島ヴォルティス(ホーム)
天皇杯3回戦 ○2-1 vsセレッソ大阪
J2第24節 △2-2 vsV・ファーレン長崎(ホーム)
J2第25節 ○1-0 vsザスパ群馬(アウェー)
J2第26節 ○3-0 vs藤枝MYFC(ホーム)
J2第27節 ●0-3 vs清水エスパルス(アウェー)

堀井氏

「(清水戦は)立ち上がりに、かなり前(の位置)から圧力をかけていた。ボランチで(ボールを)奪い、ショートカウンターという形がかなり見せられていた。落ち着いて守備ができている印象。チームとしての積み上げをすごく感じた」

■鹿島に連勝中も…守勢耐え抜けるか

 21日に控えるのは、3大会連続となるJ1鹿島との試合。甲府は連勝していますが、間違いなく強敵です。

【2022年 準決勝】
甲府1-0鹿島
【2023年 3回戦】
甲府1-1(PK11-10)鹿島

堀井氏

「(鹿島を相手に)守備の時間が増えると思う。落ち着いてチームとして(マークを)受け渡しながら、距離感を調節しながら、しっかりと守ることができればいいカウンターにつなげられてゲームをマネジメントできる。大塚監督の掲げる『攻守一体』で、今どういう時間でどういうプレーが必要なのか、意思疎通をしっかり図ってチームとして戦うことができるかが大事」

関口主将

「(鹿島は)ハードワークしてくるチームで個々のクオリティーも高い。しっかりリカバリーをして向かっていく準備をしたい。(清水戦で)できたところは継続しながらゴールへ結びつけること。上のレベルのチームは一瞬の隙も逃してくれない。そういった隙を自分たちで修正し、コミュニケーションをとりながら次へ向かっていくだけ」

 J屈指のビッグクラブを相手に、甲府は3年連続のジャイアントキリングを果たせるか。初優勝を遂げた2022年以来、2年ぶりとなる8強進出を懸けた試合は21日午後7時にキックオフされます。
(「YBSスポーツ&ニュース 山梨スピリッツ」2024年8月18日放送)

山梨放送