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「3冠を」 高校日本一!駿台甲府男子ハンドボール部 喜びと決意語る 山梨県

2024年4月8日 8:18
「3冠を」 高校日本一!駿台甲府男子ハンドボール部 喜びと決意語る 山梨県
前列左から八田政史監督、古澤宙大主将、堀川陸選手、後列左から八重樫大空選手、青砥直輝選手、尾石洋太郎選手

3月に行われた全国高校ハンドボール選抜大会で、山梨県勢男子初の高校日本一に輝いた駿台甲府ハンドボール部。快挙の裏にはさまざまな思いがありました。

八田政史監督をはじめ、センターバック古澤宙大主将(3年)、ゴールキーパー堀川陸選手(3年)、ライトバック尾石洋太郎選手(3年)、レフトバック青砥直輝選手(3年)、レフトウィング八重樫大空選手(2年)が7日、「YBSスポーツ&ニュース 山梨スピリッツ」に生出演。日本一の喜びや今後の決意を語りました。

Q.山梨県勢男子史上初の高校日本一。どんな思いか?

八田監督

「日本一を目指して毎日一生懸命練習を頑張って生徒がやってくれたので、すごくうれしい気持ちでいっぱい」

Q.古澤主将は大会最優秀選手に選出。決勝はチーム得点王の10得点とまさしく大車輪の活躍だったが?

古澤主将

「決勝を振り返ると、自分はチームの大黒柱として戦えたので良かった」

Q.決勝は一進一退の攻防。ここぞという場面でしっかり決めていたが?

古澤主将

「去年はなかなか勝てなかった分、今年はその悔しさをバネにして戦い、優勝できたので良かった」

■選手個々が持ち味を発揮

Q.大事な一戦でビッグセーブを連発したのが守護神・堀川選手。大舞台でプレッシャーは?

堀川選手

「試合が始まって最初のうちは緊張したが、やっぱり一戦一戦楽しもうという思いでプレーできた。緊張というより楽しみながらプレーできた」

Q.決勝ではサッカーのPKにあたる7mスローをセーブ。いろんな駆け引きがあったと思うが?

堀川選手

「中学からたくさん試合をし、何本もシュートを受けて…。(セーブの場面は)決勝で2本目の7mスローだったが、1本目は流した。2本目は(相手選手が)中学のときから打っていたコース通りに来た。長年の付き合いがあったから分かった」

Q.駿台甲府の伝統は堅守速攻。堅守で活躍したのが尾石選手。持ち味を存分に発揮して優秀選手に。自身のプレーを振り返ると?

尾石選手

「粘り強いディフェンスからスピードを持って力強いシュートを打てたことが良かった」

Q.尾石選手、古澤主将、堀川選手の3人は同じ東京・東久留米西中で全国制覇を成し遂げている。元中学王者として周囲の期待やプレッシャーもあったと思うが?

尾石選手

「やっぱりやるべきことを一個ずつ、目標を持ってできた。緊張というより、やるべきことをちゃんとできた」

Q.青砥選手の地元は宮城県。遠く離れた山梨だが、どんな思いで進学を?

青砥選手

「中学時代に日本一を経験したメンバーが(駿台甲府に)来るということで、高校で日本一を目指したいと思い、駿台甲府に入学した」

Q.青砥選手は決勝も要所で決めきるシュートのうまさがあり、優秀選手に選ばれた。プレーの幅が広いが?

青砥選手

「自分の武器としてカットインや、少し距離の離れたところからのミドルシュートを武器としているので、それを十分に発揮してチームに貢献できたと思う」
Q.ポジションはレフトバック。しっかり得点を決めなければならないポジションだが、どんな意識を?

青砥選手

「エースポジションということもあるので『チームを絶対に勝たせるぞ』という気持ちで試合に臨んだ」

Q.山梨北中出身の2年・八重樫選手はチーム2番目の6ゴール。前半、リードを許す場面で、素晴らしいシュートで流れを引き寄せた。どんなイメージで試合に入った?

八重樫選手

「自分の持ち味はサイドシュート。途中から自分がコートに入ってたくさんシュート決めて、先輩たちのために流れを変えたいという思いでプレーした」

Q.地元出身選手ということで周りの期待も高いと思うが?

八重樫選手

「山梨県の中学校やスポーツ少年団で指導してもらってきた。中学の顧問やスポーツ少年団の監督に恩返しするつもりでプレーした」

■恩師の花道を飾る日本一

ハンドボール部の元監督で現在は総監督を務める八田政久さんにとって、校長退任前最後の大会に。選手を日頃からサポートしていて、八田監督の父でもあります。決勝もベンチに入り、高校で開かれた優勝報告会では「37年間の教員生活で、本当に最後の最後の日に、生徒たちが私の人生を懸けた夢を叶えてくれた。教師冥利に尽きる」と感謝を伝えました。

八田監督

「今のチームがあるのは総監督が歴史と伝統をつないできてくれたから。そういう思いを持った節目の年だと生徒誰もが分かっていた。なんとか勝って胴上げしたいという思いが強く、練習でもより大きな力となった」

Q.最高の恩返しになった。

古澤主将

「自分は校長先生にいろいろアドバイスしてもらった。その恩返しができてよかった」

Q.ここから全国王者して迎える一年がスタート。インターハイ、国民スポーツ大会(旧国体)と大きな大会が残っているが、目標は?

古澤主将

「3冠を取ること」

Q.選抜、インターハイ、国民スポーツ大会の全ての全国制覇?

古澤主将

「はい!」

駿台甲府高男子ハンドボール部は8日、学校での優勝報告会に臨みます。

最終更新日:2024年8月24日 18:56
山梨放送