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【独自解説】「こういう時に必要な“スペア”だった」お騒がせヘンリー王子が英国王室に帰ってくる⁉復帰に必要な『3つの条件』とは?批判殺到“ロイヤル・ツアーごっこ”に新事実発覚で再炎上

2024年7月4日 16:00
【独自解説】「こういう時に必要な“スペア”だった」お騒がせヘンリー王子が英国王室に帰ってくる⁉復帰に必要な『3つの条件』とは?批判殺到“ロイヤル・ツアーごっこ”に新事実発覚で再炎上
ヘンリー王子夫妻の“お騒がせ”をダブル解説

 イギリスのチャールズ国王・キャサリン皇太子妃ががんで闘病する中、ここに来てヘンリー王子に“王室復帰報道”が。復帰するために出された“3つの条件”とは?“ロイヤル・ツアーごっこ”“メーガン妃の服装”だけではない、ナイジェリアでの“まさかの騒動”とは?王室ジャーナリスト・多賀幹子さん、デーブ・スペクターさんのダブル解説です。

『被害者意識を捨てること』ヘンリー王子が王室復帰のため必要な“3つの条件” チャールズ国王が公式訪米予定も、“もしトラ”なら夫妻はアメリカ脱出か?

Q.チャールズ国王・キャサリン皇太子妃が闘病中なので、ヘンリー王子が公務の一部を担うのは、本来なら当然のことですよね?
(王室ジャーナリスト・多賀幹子さん)
「全くその通りです。アン王女が馬との接触で頭にケガをして入院していますし、本当に人手不足の状況ですので、若いヘンリー王子にお願いすることがたくさんあっただろうと思うと、残念です。こういう時に必要な“スペア”だったんですけどね」

 ただ、王室復帰には条件が。王室専門家のトム・クイン氏は、「ヘンリー王子はチャールズ国王に対し、いくつかの『確固たる約束』を交わす必要がある」と指摘します。『確固たる約束』とは、①暴露本などを出版しないこと②被害者意識を捨てること③“イギリス王室と戦う”というスタンスをやめることだということです。

Q.トム・クイン氏は信憑性のある方なのですか?
(多賀さん)
「そうですね。最近よくコメントを発表されていて、特にヘンリー王子とメーガンさんについてのコメントが多い方です。かなりヘンリー王子側のような発言もなさっています」

Q.ヘンリー王子側についている方なのですか?
(多賀さん)
「たくさん出ているコメントを見ると、そういう感じがします」

 そんな中、チャールズ国王が孫であるアーチー王子・リリベット王女に会うため、アメリカへの公式訪問を検討しているとの報道も。国王は、2024年6月4日のリリベット王女3歳の誕生日に、“心のこもった贈り物とカード”をプレゼントしたということです。トム・クイン氏は、「国王はアメリカへの公式訪問について話し合っており、もし実現すれば孫たちを訪問する時間を設けるだろう」と話しています。

Q.チャールズ国王も、孫たちに会いたいですよね?
(デーブ・スペクターさん)
「親族も多いわけですから、イギリス側のルーツも知ってほしいと思います。ただ、ヘンリー王子夫妻は子どもたちの写真を2年以上出していませんので、孫たちの愛嬌や成長ぶりを見ていないわけですから、果たして国王がどこまで気にしているかどうかは、ちょっと疑問です」

 “もう一人のおじいちゃん”であるメーガン妃の父・トーマス氏も、「孫にも会いたいけど、今は写真で我慢している。アーチー王子とリリベット王女には2人のおじいちゃんがいて、どちらも孫に会いたがっている。そのうちの一人はイギリス国王だ。私も80年間生きてきて、まさか国王と同じ立場になるとは思ってもみなかったよ」と胸の内を明かしています。

 そんな中、2024年に行われるアメリカ大統領選でトランプ前大統領が当選した場合に備え、ヘンリー王子夫妻は『緊急対策案』を計画中かといわれています。ヘンリー王子は回顧録『スペア』で過去の薬物使用を告白していて、ビザ申請時に薬物使用に関して虚偽の申告をした可能性が浮上しているからです。2024年2月、トランプ前大統領はバイデン政権を批判した上で、「ヘンリー王子を守りたくない」と発言。英『エクスプレス』は、「選挙の結果次第では、ヘンリー王子夫妻がアメリカから立ち去る可能性も?」と報じています。

Q.「過去に虚偽の申告をした人間は、アメリカから出ろ」と言われる可能性があるのですか?
(デーブさん)
「管轄として、果たしてそこまでできるかというのは微妙です。虚偽の申告ぐらいでそんなことをするのか?ただ、トランプ前大統領なので、何をするかわかりません」

「これが本物だと思われるのは非常に迷惑」“ロイヤル・ツアーごっこ”に国王激怒か?批判だらけのナイジェリア訪問に新たな火種

 2024年5月に訪問したナイジェリアでは、まるでロイヤルのように振る舞っていたということで、複数メディアから“偽ロイヤル・ツアー”などと痛烈批判されたヘンリー王子夫妻。しかし、英『エクスプレス』によると、次の訪問地としてアフリカ・ガーナがあがっています。情報筋によると、「誰もがヘンリー王子夫妻の訪問を熱望している」ということです。

Q.なぜ突然ガーナが出てきたんですか?
(多賀さん)
「ナイジェリアから近いこともあり、そこに二人が来たということに大変刺激されて『うちにも来てほしい』ということがあると同時に、ガーナの“有力者”という言い方をされていますが、『ぜひ、うちに』と雰囲気を盛り上げてらっしゃる方がいるんです」

 ただ、トム・クイン氏によると、「ヘンリー王子夫妻のナイジェリア訪問に、チャールズ国王が激怒。イギリス連邦各国に、ヘンリー王子夫妻を招待しないよう、すでに公式ルートを通じて要請しているとみられている」ということです。

Q.チャールズ国王としては、「ロイヤルファミリーではないのに、ロイヤルファミリーかのようにイギリス連邦の国に行かれると困る」ということですか?
(デーブさん)
「招待しないよう指示する権限はなく、イギリス連邦の国々には『離脱しよう』という流れがあるので強くは言えないんですが、本物のロイヤル・ツアーではないので、国王が立腹してもおかしくはないです。自分たちが行くときに比較されたりして、ぎこちなくなるというのもあります」

Q.ナイジェリア訪問時、ヘンリー王子夫妻は“ロイヤルファミリーとしての歓待”を受けていましたよね?
(多賀さん)
「ヘンリー王子による軍の謁見などは、非常にまずかったと思います。王室の人ではないのに、まるで王室の人のように振る舞って、“ロイヤル・ツアーごっこ”とか“エセ・ロイヤルツアー”とか言われてしまったわけですから、イギリス王室としては『これが本物のロイヤルだと思われるのは非常に迷惑』というふうに思っているんだと思います」

 また、背中が大きく開いている衣装を着用したメーガン妃に、批判が殺到。ナイジェリアのファーストレディーであるオルレミ・ティヌブ大統領夫人が「ファッションショーを主催しているわけではない。私たちの文化では、裸を認めない。子どもたちは、アメリカのセレブらのマネをしないでください」と発言し、物議を醸しました。

Q.相当大きな話題になりましたよね?
(デーブさん)
「メーガンはもう少し勉強していてもおかしくないのに、これは軽率だったと思います。ただ、発言したのはファーストレディーですが、今回ヘンリー王子夫妻は大統領が招待した国賓ではなく、防衛大臣の招待だったので、そこの温度差・確執もあると思います」

 ただ、批判はこれだけではありません。国賓ではなかったものの厚遇されたヘンリー王子夫妻は、ナイジェリアでの移動時に航空会社『エア・ピース』から無料でフライトの提供を受けていました。しかし、実は『エア・ピース』CEOのアレン・オニェマ氏は2000万ドル(約31億円)以上を資金洗浄したとしてアメリカ司法省から起訴されている人物で、ナイジェリアに逃亡していたことが発覚。そんな人物から特別待遇を受けていたと複数のメディアが報じ、批判が殺到しました。ヘンリー王子夫妻の関係者は、「二人に責任はない。ナイジェリアの国防参謀総長が手配したものだ」としています。

Q.資金洗浄をして逃亡したCEOがやっている会社の飛行機に乗ってしまった、ということですか?
(デーブさん)
「王族のままだったら、事前に徹底的に調査しますから、こんな飛行機には乗らずに済みました」
(多賀さん)
「全くその通りです。イギリス王室にとっても、『王室がこんなことをする』と勘違いされて王室を悪く噂されるのが一番困りますし、これはまずかったですね」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2024年6月25日放送)