「大混乱の異常事態」女性関係巡り不信任案可決 岸和田市長「辞める話でもない」ダブル選の可能性示唆
女性との不適切な関係が問題となった大阪府岸和田市の永野耕平市長に対し、市議会で20日、不信任決議案が提出され、可決されました。
永野耕平市長は性的な関係を強要したとして、女性から裁判を起こされ、500万円の解決金を支払うことなどで和解しました。
永野市長は女性と不倫関係にあったことは認めた一方、性的関係の強要は否定し、市長を続投する方針でしたが、市議会では辞職を求める声が上がり、この日、不信任決議案が提出されました。
岸和田市・岩崎雅秋 市議
「まさに岸和田市は大混乱の異常事態であると言わざるを得ない。その混乱を招いた市長の責任は重大である」
投票の結果、24人の市議のうち20人が賛成し、不信任案は可決されました。これに対し、永野市長は…
永野市長
「個人的な生活の中での失態に関しては、自分で反省して家族と話し合えばいい話だと思っているので、不信任決議になる話でもないですし、自分が辞めるような話でもないと思っています」
市長への不信任案が可決されたことで、市長は10日以内に議会を解散しなければ、自動的に失職します。
永野市長は会見で、今後の対応は「これから検討する」とした一方で、議会を解散した上で自身も辞職することによる、市議選・市長選の「ダブル選挙」の可能性も示しました。