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【速報】大阪・関西万博の海外パビリオン 各国自前で建設の「タイプA」2割減の47か国に

2024年7月12日 17:21
【速報】大阪・関西万博の海外パビリオン 各国自前で建設の「タイプA」2割減の47か国に
大阪・夢洲(今年4月)

 2025年大阪・関西万博の海外パビリオンについて、各国が自前で建設する「タイプA」で出展する国が47か国になる見通しであることが分かりました。当初は60か国が「タイプA」を希望していたため、2割ほど減ることになります。

 万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が12日、明らかにしました。2025年4月に開幕する大阪・関西万博では、“万博の華”とも呼ばれる海外パビリオン「タイプA」について、当初60か国が建設を予定していましたが、資材価格の高騰などの影響で建設業者が決まらない国が相次ぎました。そのため万博協会は、協会が建設を代行する「タイプX」や複数の国が共同で出展する「タイプC」への移行を促すなどし、各国に対して、6月末までにどのタイプで出展するかを回答するよう求めていました。

 万博協会によりますと、集計の結果、「タイプA」で出展する国は、47か国になる見通しだということです。ブラジルなど5か国が「タイプX」に移行し、ナイジェリアなど7か国が「タイプC」に移行。また、メキシコなど万博からの撤退を表明した国もある一方で、コロンビアなど追加でタイプAでの参加を決めた国もあります。

 その他のパビリオンも合わせると、計161の国や地域が万博に参加する予定だということです。

 万博協会の副会長でもある大阪府の吉村洋文知事は、12日、記者団の取材に対し、「それぞれの国の事情がある中で、協会としてはできだけ各国に寄り添った対応をしてきたと思う。さらに、各国に寄り添いながら開幕に向けて進めていくことが重要だと思う」と話しました。