貧困擁護団体の『Global Citizen』が日本時間9日、ウクライナと世界のすべての難民救済を目的にしたキャンペーン『Stand Up For Ukraine』を開始。その一環で影響力のある世界中の著名人たちが『#StandUpForUkraine』というハッシュタグを立て、難民や避難民たちのために結束することをSNSに示しました。

これは、日本時間4日に行われたグラミー賞の授賞式で、ウクライナのゼレンスキー大統領が、アーティストやミュージシャンに向けて自国の支援を呼びかけたことに対するものとなります。

ミュージシャンや俳優、アスリート、エンターテイナーなど多くの著名人が賛同したこのキャンペーン。ミュージシャンでは、エルトン・ジョン、U2、ボン・ジョヴィ、メタリカ、マドンナ、セリーヌ・ディオン、レニー・クラヴィッツ、グリーン・デイ、ジェニファー・ロペス、ケイティ・ペリー、ジョナス・ブラザーズなどがウクライナへの支援を呼びかけています。

ビリー・アイリッシュは、自身の公式YouTubeチャンネルに『#StandUpForUkraine』のハッシュタグとともに『Your Power』のパフォーマンス動画を投稿しています。

その動画でビリー・アイリッシュは、世界のリーダーたちへ向けて「ウクライナからは何百万人が避難を余儀なくされた。この呼びかけに応え、世界中にいる避難民支援のため迅速な対応をして欲しい」と訴えました。

続けて、この動画を見ている人たちへ向けては「このメッセージの拡散に協力して。迅速に行動を起こす必要があると、世界のリーダーたちに分かってもらうために。我々はウクライナと共にある」と呼びかけています。

そして『Your Power』を披露したビリー・アイリッシュは、「これは自分でも気に入っているし、誇りに思っている曲。そして愛着があり、守りたい曲でもある。いろんなことについての曲だけれど、今いちばん当てはまるのは権力の乱用は本当に本当に有害だということ。言うまでもないけれど…とにかくウクライナはここのところ大変な損害を被っている。そのことについて少し触れたかった。私にはどうにもできないことだけど、私はウクライナの人たちと共にあることを伝えたかった。とにかく…この曲を今本当に苦しんでいる人たちに捧げたかった」と明かしています。