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噴火予知連・検討会「火口近くで観測を」

2014年10月25日 1:15
噴火予知連・検討会「火口近くで観測を」

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火を受けて火山噴火予知連絡会の検討会が24日に開かれ、予測が難しい水蒸気噴火の前兆をとらえるため、火口に近い場所で観測をおこなうべきとする意見が相次いだ。

 御嶽山の噴火は、地下水などが急激に熱せられることで起こる水蒸気噴火だったが、前兆をとらえることができず、事前に登山者に避難の呼びかけができなかった。

 気象庁の火山噴火予知連絡会は、観測体制を見直すために24日、初めての検討会を開いた。この中では、予測が難しい水蒸気噴火について前兆をとらえるため、地震計や山の傾きを調べる傾斜計などを現在よりも火口の近くに置き監視をおこなうべきとする意見が相次いだ。

 検討会では来月中に提言をまとめることにしている。