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所在不明の子供 全国で141人に

2014年11月13日 11:19
所在不明の子供 全国で141人に

 住民票がありながら、所在がわからない子供が全国で141人に上ることがわかった。

 厚生労働省は先月20日時点で、住民票がありながら、所在が確認できない0歳から17歳までの子供は、141人いると発表した。このうち72人は、親が外国籍などで、外国人名のパスポートで出国した可能性があるという。

 一方、国内にいるとみられる69人のうち、少なくとも4人は、母親が「支援の必要な妊婦」などで、虐待の恐れがあるという。

 政府は、今年5月、神奈川県で5歳の男の子の遺体が死後7年以上たって見つかった事件をきっかけに、所在不明の子供を調べていた。5月1日時点で所在不明の子供は2908人だったが、2767人は、他の自治体や親の母国に移り住んだことなどがわかった。