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未公開映画流出も“金氏暗殺計画”公開へ

2014年12月2日 19:49

 アメリカで先週、映画などを扱うソニーの子会社がサイバー攻撃を受け、複数の映画が流出した。この会社は近く、北朝鮮の金正恩第1書記を題材としたコメディー映画を公開する予定。

 アメリカの複数のメディアによると、先月24日、ロサンゼルスにある「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント」がサイバー攻撃を受け、未公開の作品を含む少なくとも5つの映画の映像データなどがインターネット上に流出した。FBI(=アメリカ連邦捜査局)などが捜査に乗り出しているということだが、ソニー・ピクチャーズは今月下旬に金正恩第1書記の暗殺計画を題材にしたコメディー映画を公開する予定。

 映画は、金正恩第1書記にインタビューすべく北朝鮮に向かうことになったアメリカ人が、CIA(=中央情報局)から暗殺を依頼されてしまうという内容で、北朝鮮はこれまで、「わが共和国に対する極悪な挑発行為であり、我々人民に対する耐えられない冒とくだ」などと強く反発している。