韓国の国家情報院は、北朝鮮軍の最高幹部の１人が反逆罪で粛清されたとの見方を明らかにした。

　粛清されたとの見方が出ているのは、北朝鮮の玄永哲人民武力相。これは韓国の国家情報院が国会で説明したもので、玄氏は金正恩第１書記への不満を表した他、指示に従わなかったため、先月３０日頃、反逆罪に問われたという。また、先月に開かれた軍の幹部らによる大会で居眠りしたことも粛清理由の一つだという。国家情報院は玄氏が数百人の将校の前で高射銃で射殺されたとの情報もあるとした上で、金第１書記による恐怖政治の度合いが増していると分析している。

　北朝鮮メディアは先月２９日、玄氏が楽団の公演を鑑賞したと報じたのを最後に、動静を伝えていない。