２１日、静岡・小山町の中学校のテニスコートで、小銃の弾のような金属が見つかったが、その後、この金属はアメリカ軍のヘリコプターから落ちた訓練用の弾だったことがわかった。

　２１日午後４時過ぎ、小山町の中学校のテニスコートに小銃の銃弾のような金属３個が落ちているのを、部活動中の男子生徒が見つけた。見つかった銃弾のような金属はいずれも直径１．２センチ、長さ７センチで、発射されたようなあとはなかった。

　警察で調べていたところ、２２日午前、アメリカ軍から、「見つかったのはキャンプ富士で訓練をしていたヘリコプターから落ちた空包だった」との連絡が防衛省を通じて小山町に入った。

　小山町の込山町長は、「事故は大変遺憾であり、しかも落下場所が学校施設であるという事案の重大性に鑑み、２度と起きないようアメリカ軍に要請する」とコメントしている。