自民党の国防議員連盟は、政府が配備を断念した地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の代替策として、新型イージス艦の建造を求める提言をとりまとめました。

自民党の国防議連では、防衛省が年末までに一定の方策を示すとしているイージス・アショアの代替策について、自衛隊ＯＢらへのヒアリングを重ねてきました。

その結果、技術的信頼性の高さや、アメリカ軍との連携がしやすいことなどを理由に、「新型イージス艦案を軸に検討を深化すべき」だとしています。

議連は来週にも提言を政府に提出しますが、防衛省はイージス・アショアのために購入した地上用レーダーなどを活用する「ミサイル防衛専用艦」の案を重点的に検討していて、代替策の絞り込みは難航する可能性もあります。