台湾地震1か月 市民生活への影響課題
台湾東部沖を震源とする地震から3日で1か月となります。現地では今も地震が相次ぎ、市民生活への影響が課題となっています。
先月3日に起きた台湾東部沖を震源とする地震では、東部・花蓮を中心に落石などによりこれまでに18人が死亡しています。
その後も台湾では地震が続き、これまでの観測回数はおよそ1400回にのぼります。
花蓮では、一連の地震で傾いた15棟の建物のうち、11棟はすでに解体されましたが、1900戸以上の住居で危険性が指摘されていて、今も1000人以上がホテルなどで避難生活を送っています。
地震では、土砂崩れがおよそ1400か所で発生し、その付近を走る鉄道や道路も多いことから二次災害などが懸念されています。
観光への影響も深刻で、蔡英文総統は2日、花蓮の復興や産業の活性化などのため、1350億円を拠出すると発表しています。