トルコ、イスラエルとの貿易全停止 ガザ地区での人道危機悪化など理由に
トルコ政府は2日、パレスチナ自治区ガザ地区での人道危機の悪化などを理由に、イスラエルとの貿易を全て停止したと発表しました。
トルコの貿易省は2日声明を発表し、イスラエルとの貿易を全て停止したと明らかにしました。
ガザ地区での人道危機が悪化していることなどを理由としていて、「イスラエル政府が十分な人道支援の流通を許可するまで、この措置を断固として実行する」としています。
これに先だち、イスラエルのカッツ外相は、「トルコ側がイスラエルとの貿易で使用する港を封鎖している」と指摘した上で、「トルコ国民の利益を無視し、国際貿易協定を無視している」などと非難していました。
ロイター通信によりますと、去年のトルコとイスラエルの間の貿易額は、68億ドルに上るということで、カッツ外相は、国内での生産と他国からの輸入を含めた代替案を検討するよう指示したとしています。