×

人間国宝 落語家・柳家小三治さん死去

2021年10月10日 17:03
人間国宝 落語家・柳家小三治さん死去

人間国宝で落語家の柳家小三治さん(本名・郡山剛藏)が、10月7日20時に心不全のため亡くなっていたことがわかりました。81歳でした。

柳家小三治事務所からのコメント

柳家小三治(本名:郡山剛藏)は令和3年10月7日20時、心不全のため満81歳にて永眠いたしました。生前のご厚誼に深く感謝し謹んでお知らせ申し上げます。

最後の高座は10月2日、府中の森芸術劇場での『猫の皿』となりました。亡くなる当日まで次の高座を楽しみにしておりましたので、突然のことでした。この先予定されていた落語会を心待ちにしてくださっていたお客さまには申し訳なく存じます。また長らくご贔屓いただきましたお客さま、関係者のみなさまには心よりお礼申し上げます。

故人の遺志により過日近親者のみにて密葬を執り行いましたので、通夜および葬儀・告別式は行いません。お別れの会等の予定もございません。


柳家小三治さんの主な略歴
1959年 5代目柳家小さんに入門。前座名「小たけ」
1963年 二つ目に昇進し「さん治」に改名
1969年 17人抜きの抜てきで真打ち昇進
      10代目「柳家小三治」襲名
1979年 落語協会理事就任
2004年 芸術選奨文部科学大臣賞受賞
2005年 紫綬褒章受章
2010年 落語協会会長就任
2014年 旭日小綬褒章
      重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定