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笑福亭仁鶴さん 骨髄異形成症候群で死去

2021年8月20日 17:32
笑福亭仁鶴さん 骨髄異形成症候群で死去

落語家で吉本興業特別顧問の笑福亭仁鶴さんが8月17日(火)、骨髄異形成症候群のため、大阪府内の自宅で亡くなったことを所属事務所が発表しました。84歳でした。すでに近親者、関係者で葬儀は執り行われたということです。

所属事務所は、「上方落語家の存在を全国に広め、以後、長きにわたり上方落語界の発展に尽力し、多数の所属タレントが劇場にとどまらずテレビやラジオなどさまざまな場所で活躍できる現在の弊社の礎を築いた『中興の祖』でありました」と亡くなった笑福亭仁鶴さんを悼みました。

大阪市生野区出身の笑福亭仁鶴さんは、1962年に6代目笑福亭松鶴さんに弟子入り。翌年、3代目林家染丸さんからの紹介で吉本興業に所属。劇場で高座に上がりながら、テレビ、ラジオ、ドラマ、映画、舞台など多彩な才能を各方面で発揮しました。

深夜ラジオ番組「オーサカ・オールナイト夜明けまでご一緒に」「ABCヤングリクエスト」などでは、現代のラジオ番組の原型を作り上げ、ラジオ番組内で「どんなんかな~」「うれしかるかる」などのギャグを連発し、当時、若者から絶大な人気を博しました。1985年に始まり、「四角い仁鶴がまぁーるくおさめまっせ~」のセリフで有名な法律バラエティ番組「バラエティー生活笑百科」(NHK大阪)では、30年以上司会を務め、長きにわたり、お茶の間に親しまれました。

所属事務所は「すでに近親者、関係者で葬儀は滞りなく執り行われました。皆様には、故人生前に賜りましたご厚誼に深く感謝しますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」としています。

写真:笑福亭仁鶴さん(2016年8月撮影 なんばグランド花月にて)