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韓国 感染9万人超えも営業制限の緩和検討

2022年2月16日 12:26
韓国 感染9万人超えも営業制限の緩和検討

韓国では新型コロナウイルスの新規感染者が、前の日から一気に3万人以上増え、9万人を超えました。オミクロン株による感染拡大に歯止めがかからない状態ですが、医療体制は安定しているとして、飲食店の営業制限の緩和が検討されています。

韓国の新規感染者は16日の発表で、9万0443人で、前の日からおよそ3万3000人増加し過去最多を大幅に更新しました。

韓国では3回目のワクチン接種を終えた人の割合が、すでに58%に達していますが、オミクロン株の広がりによって感染拡大に歯止めがかかっていません。

ただ、金富謙首相は16日、「3回目のワクチン接種や飲む治療薬の導入などを先制的に行ったことで、重症者数は安定的に推移し医療体制も問題がない」と説明しています。

こうした状況を踏まえ、韓国政府は飲食店の営業制限などの緩和を検討しています。

韓国メディアによりますと、飲食店の営業時間は現在午後9時までとされていますが、これを午後10時まで延長、私的な会合の人数制限も現在の6人から8人に緩和する検討を進めていて、18日に正式発表するということです。

飲食店の営業制限をめぐっては、自営業者らから強い反発が続いています。15日もソウル中心部では自営業者らがそろって髪を丸刈りにし、政府に制限の撤廃などを求めました。