感染拡大止まらず“4回目接種”も検討 韓国
9日の新規感染者が過去最多を更新するなど、感染拡大が止まらない韓国。政府は4回目のワクチン接種を検討しています。
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感染拡大が止まらない韓国。9日に発表された新規感染者は4万9567人と過去最多を更新。これまでの最多だった6日の感染者数を1万人以上、上回りました。
記者(韓国・ソウル、9日)
「新規感染者が大幅に増えています。ただ、街の様子はというと、人通りを含めて普段と変わりません」
感染拡大が止まらない状況に街の人は…
「ますます多くなっている気がします。3回目打ちましたけど、人がたくさん集まるところにできるだけ行かず、食事は家でする方向にして…。そうするしかないようです」
「私も気をつけなきゃとは思いますが、生活もありますし、こんなに多いと、回りも『気をつけよう』よりは『ああ、そうなんだ』と普通の感覚になってしまうみたいで、私もその1人です」
また、韓国では感染拡大にともない在宅治療の患者も急増。そのため、保健所や病院に電話がつながらないという問題も起きています。
在宅治療中の人
「朝から午後3時ごろまで(保健所や病院に)ずっと電話をかけ続けました。つながるのに私はおよそ20回、夫も20~30回かけたようです」
政府は4回目のワクチン接種について言及しました。
韓国 保健当局責任者(7日)
「免疫低下者と、療養施設などのように免疫が低下しているのに集団生活している2つのグループに対しては、4回目の接種を積極的に検討しています」
早ければ2月末から接種を行う予定だということです。