市川團子「少しでも多くのことを学びたいです」 初役を勤める初日開幕 相手役は坂東玉三郎
歌舞伎俳優の市川團子さん(20)が3日、初役を勤める歌舞伎座「十二月大歌舞伎」(26日千穐楽)の第三部『天守物語』に登場。初日公演が行われました。
團子さんが初役を勤めるのは、坂東玉三郎さんが出演する『天守物語』。白鷺城(姫路城)の天守閣の最上階に住む、美しく気高い天守夫人・富姫と、若き鷹匠・姫川図書之助の恋が描かれ、美の本質、真の純粋さを希求した作品です。團子さんは姫川図書之助を勤め、玉三郎さんは富姫を勤めます。
團子さんは、公演前の取材で「“まさか私が”というのが一番の思いです。祖父(市川猿翁さん)が勤めた役と同じ役をできるということがうれしいです。とても緻密に構成されている舞台ですので、独特の雰囲気にどう立ち向かっていくかをしっかりと考え、舞台に臨みたいと思っています」と、話していました。
團子さんが初役を勤めるのは、坂東玉三郎さんが出演する『天守物語』。白鷺城(姫路城)の天守閣の最上階に住む、美しく気高い天守夫人・富姫と、若き鷹匠・姫川図書之助の恋が描かれ、美の本質、真の純粋さを希求した作品です。團子さんは姫川図書之助を勤め、玉三郎さんは富姫を勤めます。
團子さんは、公演前の取材で「“まさか私が”というのが一番の思いです。祖父(市川猿翁さん)が勤めた役と同じ役をできるということがうれしいです。とても緻密に構成されている舞台ですので、独特の雰囲気にどう立ち向かっていくかをしっかりと考え、舞台に臨みたいと思っています」と、話していました。
また、富姫を勤める玉三郎さんの相手役を演じることも初めてだと話す團子さんは、「玉三郎さんにご指導いただけることが本当にありがたく、少しでも多くのことを学びたいです」と語っていました。
共演する玉三郎さんは、「体力的なこともあり富姫を再び演じるつもりはなかったのですが、團子さんの『ヤマトタケル』を拝見し、三幕での手負いになってからのさみしげな風情がよかったので、彼の図書之助でもう一度と思ったのです。図書之助という役は、演じ手がどういう役者かというイメージが定着する前の段階だからこそ、表せるものがあるように思います」と、話しました。
最終更新日:2024年12月5日 7:10