尾上菊五郎 市川男女蔵の姿に 名優の面影 「お父つぁんに大分似てきましたね」
この演目は、七世市川團十郎が「歌舞伎十八番」に選定し、その後しばらく上演が途切れていたのを明治42年に、二世市川左團次さんが復活上演。以降、左團次家に大切に受け継がれ、四世左團次さんも襲名時に演じるなど、以来当たり役としました。そして今回、左團次さんの長男・市川男女蔵さん(56)が、父の当たり役だった粂寺弾正を勤めています。
また、左團次さんと数々の名演をみせてきた菊五郎さんは、初役となる小野春道を勤めます。男女蔵さんの粂寺弾正について菊五郎さんは「お父つぁんに大分似てきましたね」と公演前コメントしていました。
また、左團次さんと数々の名演をみせてきた菊五郎さんは、初役となる小野春道を勤めます。男女蔵さんの粂寺弾正について菊五郎さんは「お父つぁんに大分似てきましたね」と公演前コメントしていました。
團十郎さんは十三代目として迎えた2度目の「團菊祭」。昼の部『 毛抜(けぬき)』で後見、『極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)』では幡随院長兵衛、そして夜の部『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』で、仁木弾正を勤めます。