プロサーファーの小川直久さんが、がんのため23日に亡くなったことを、所属事務所であるLDHが公式サイトで発表しました。51歳でした。

公式サイトでは、「弊社所属のプロサーファー小川直久が、5月23日(火)に癌により永眠いたしました。数々のタイトルを獲得し、日本のサーフィン界に多大なる影響を与え続けた彼の功績に敬意を表すと共に、皆様におかれましては生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします」と報告。

続けて、「2020年に大腸癌が発覚した際には、本人の強い気持ちで治療を乗り越えて見事に寛解し、再びサーフィン界のためにと想いを募らせ、次回のパリオリンピックでも最年長選手として出場をと意気込んでおりました」と明かしたうえで、「弊社としても、その想いを叶えるべくサポートを続けておりましたので、LDH一同大きな悲しみの中に故人を追悼しております」と、つづりました。

公式サイトによると、小川さんは1995年JPSAグランドチャンピオンの実績を持つ日本を代表するトップライダー。2001年に、ハワイのパイプラインで行われた『パイプラインマスターズ』で、日本人初のパーフェクト10（満点）のライディングを記録し、パイプラインマスターの称号を獲得。8度にわたりサーファーオブザイヤーを受賞し、30年以上第一線で活躍するベテランサーファーとして知られていました。また、選手としてだけでなく、解説としても活躍し、日本プロサーフィン連盟副理事長も務めていました。

葬儀は親族のみで執り行われ、改めてお別れの会を開催する予定だということです。