ミッキーとエアーハグ TDLの感染対策
東京ディズニーランドがコロナ禍で迎える2回目のクリスマスを、『news every.』の刈川くるみキャスターが徹底取材。園内には感染対策を“楽しみながらできる”場所がたくさんありました。
東京ディズニーランドは入園前に検温があり、園内では定期的に感染予防対策がアナウンスされています。クリスマスパレードの前に刈川キャスターが見つけたのは、入園者の前でミッキーマウスのマークを描くカストーディアルキャスト(清掃係)。ディスタンスをとってパレードを観覧する人々のために「少しでも間(ディスタンス)をアートで埋められるように」と工夫されていました。
人気アトラクション『美女と野獣“魔法のものがたり”』では、座席にアクリル板が設置されています。他のアトラクションでもシールドなどが設置され、グループごとに乗車するなどの感染対策がとられています。
園内のレストランでは、ミッキーが描かれた二次元コードがテーブルに置かれていました。スマートフォンで読み取ると、メニューが映し出されますが、これも感染リスクを抑える工夫のひとつ。オリエンタルランドは、今後、待ち時間や混雑を避けるため、スマートフォンで予約ができるモバイルオーダーの導入を検討しているそうです。また、ポップコーンを食べる時に役立つミッキーの手の形をしたトングは感染対策にもなると話題になりました。
『ミッキーの家とミート・ミッキー』では、ミッキーマウスともソーシャルディスタンス。直接ハグはできませんが、エアーハグをしてくれました。さらに、スペシャルなエアーハグと投げキッスのプレゼントもしてくれました。そして、1年8か月ぶりに再開した『エレクトリカルパレード・ドリームライツ』では、アラジンとジャスミンの間にアクリル板が置かれ、キャラクターたちの感染対策もとられていました。
オリエンタルランド・広報部の田中淳一さんは「大幅な入園者数の制限、パークの時短営業など、これまでと大きく異なる環境の中で、ゲストやキャストの健康と安全を最優先に業界ガイドラインを順守しながら、パークの運営方法を模索し続ける2年間でした」と明かし、「ウォルト・ディズニーの“ディズニーランドは永遠に完成しない”という言葉のように、ディズニーテーマパークとして常に進化をし続け、訪れる多くの人々に夢や感動をお届けしていきたい。ゲストの皆様にはこれからも引き続き安全・安心なパークを思う存分楽しんでいただきたい」と語っていました。