美山加恋、挑戦したい役は“悪女”
現在公開中のアニメ映画『フラ・フラダンス』で、声優を務めた美山加恋さん(25)にインタビュー。キャラクターの声を担当した苦労や、今後ドラマや映画などで挑戦してみたい役、さらに、5歳でデビューしてからこれまでのターニングポイントなどについて明かしてくれました。
美山さんは2002年に舞台でデビュー。ドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』で草なぎ剛さん演じる主人公の娘を演じ一躍注目され、数多くのドラマや映画に出演。2016年からは声優としても活動するなど活躍の場を広げています。
——今年はどんな1年でしたか?漢字一文字で例えるなら?
再会とかの「再」ですかね。去年(コロナ禍で)できることが少なかったというか、やりたかったのにできなかったことがいっぱいあったのでそれを今年は結構取り戻せたんじゃないかなと思っているので。“また作品に出会うことができた”、“いろんな人に会うことができた”とかそういう意味では「再」なのかな
——コロナ禍の1年、おうち時間はどう過ごしましたか?
去年から中国語を勉強し始めました。語学勉強は頑張ったかもしれないですね。まだ勉強中なんですけど、中国語と韓国語を勉強するために中国と韓国のドラマを見たり、音楽を聴いたり。趣味が増えましたね
今回、美山さんが声優を務めた映画『フラ・フラダンス』は、新人フラガールたちの成長を描いた、笑いあり涙ありの物語。美山さんは、「スパリゾートハワイアンズ」のダンスチームに所属する鎌倉環奈を演じました。
——演じて苦労したことは?
苦労した点はキャラクターの性格が結構自分とは違うところですかね。環奈ちゃん自身はフラ全国大会で優勝するような強いチームで戦ってきた女の子で、そのチームでリーダーをずっとやっていて。私自身はそういうチームを引っ張っていく経験があまりなくて、環奈ちゃんがキツい女の子ってとらえられないように、キツさの中に環奈ちゃんの思いがちゃんと込められているんだよっていうのを表現するのが難しくて、苦戦した点ではありましたね
——美山さんもフラダンス経験者とのことですが、いつ頃から始められたのですか?
始めたのは意外と女優より早くて、女優が5歳からやってるんですけど、フラダンスは3歳からやってて。3歳からだいたい高校1年生ぐらいまで教室は通ってました
映画では、新人フラガールの夏凪日羽を福原遥さんが、滝川蘭子を富田望生さんが務めました。アフレコは別々に行われたそうですが、作品のプロモーション活動などで会ったときにいろいろな話をしたそうです。
■福原遥さん、富田望生さんと共演 話題は“趣味の話”
——共演した福原遥さんや富田望生さんとはお話しされましたか?
作品のことについて話すことがだいたいでしたけど、お互いの趣味の話とか、私は遥ちゃんとは共演経験があったんですけど、望生ちゃんとはなかったので。で、遥ちゃんと望生ちゃんはあったんですね、共演経験が。なのでそのときの話を聞いたりとか。逆に私と遥ちゃんの(共演した)ときの話を話したりとかですね
■25歳で芸歴19年…ターニングポイントを語る
——新人ダンサーたちが様々なターニングポイントを経て成長していく作品にちなみ、美山さんが活動を始めてからターニングポイントとなるような出来事はありましたか?
一番近いところでいうと声優を始めたことですかね。19歳のときとかに本格的に声優としてチャレンジし始めたのが自分の中では結構大きなポイントになって。そこで始めたことが今にもつながっているので大きな出来事でした
■占いで「悪役向いてるよ」って言われて…
——今後の目標は?
女優も声優もどちらも引き続き頑張っていきたいなって思います。美山加恋をもっといろんな人にいろんな役を通して見てもらえるように頑張りたいですし、ドラマも映画もアニメも頑張りたいです
——挑戦してみたい役は?
この間占いをやったんですけど、「悪役向いてるよ」って言われて。なるほどって思ってるんで、悪女の役はやってみたいですかね。普通の恋愛ドラマとかもやりたいです。あまりやってないのでやりたいですし、声優だと男の子の役をやってみたいですね