堺正章 デビュー前のタモリに「九州帰れ」
芸能界の大御所・堺正章さん(75)が28日放送の日本テレビ系『年忘れ特大さんま御殿 お久しぶり有名人集結 超豪華な今年の顔SP』に出演。芸歴70年という堺さんがデビュー前のタモリさんの芸を見て、ダメ出しをした驚きのエピソードを明かしました。
番組は明石家さんまさんと様々な芸能人・著名人が、あるテーマをしゃべり倒すトークバラエティー。この日の放送ではさんまさんとの共演が“久しぶり”というゲストを迎え、“あの頃と比べると私も変わったな”をテーマにトークを繰り広げました。
堺さんは、自身の変わった話題として“妻との付き合い方”についてトークを展開。「昔は“妻なんかいなくても”みたいな、言い方悪いけど“オレは大丈夫だよ、どうぞお出になってください”みたいな」と強気な態度をとっていたという堺さん。しかし「この年になりますと“どうぞ出て行かないでください、ひとりにしないでください”」と捨てられるのが怖くなったという気持ちの変化について明かしました。
そして話は変わり、ビートたけしさんやさんまさんと共に、日本の“お笑いビッグ3”と呼ばれるタモリさんとの今だから話せるエピソードを告白。それは堺さんとデビュー前のタモリさんが出会ったころの話。ある知人から「九州から上京してきたときにおもしろいキャラクターがいるから見てほしい」とタモリさんを紹介されたという堺さん。
そこでさまざまな芸を披露したタモリさんに対し、堺さんが放った言葉は「やめて九州帰れよ。テレビじゃ向かないな」という厳しいひと言。当時のタモリさんも「ダメですかね」と意気消沈していたといいます。
しかし、そこからタモリさんは華々しいデビューを飾り、お笑い界で大活躍。当時を振り返る堺さんは「よく考えると僕に持ってない、良いもの持ってるんですよ。その芸を僕も認めればいいのに認められないところが…ある意味、嫉妬してたんだね」と素直に面白さを認めてあげられなかった思いを明かしました。