佐野勇斗“元野犬”との共同生活に密着
ドラマなどで活躍する若手俳優の佐野勇斗さんが15日放送の日本テレビ系『I LOVE みんなのどうぶつ園』に出演。犬が大好きだという佐野さんが保護された元野犬との共同生活をスタートさせ、なかなか心を開いてくれない犬との奮闘ぶりを紹介しました。
佐野さんが“預かりボランティア”として共同生活を行うのが、広島県で保護された元野犬の“ウォンカ(推定5歳)”。保護されてから約4年、なかなか人に対して心を開く様子がないといいます。番組では“人との距離を縮めてほしい”との保護施設からの要望を受け、定点カメラで佐野さんと保護犬・ウォンカとの2人だけの生活ぶりを撮影しました。
■佐野勇斗&元野犬・ウォンカの共同生活スタート
預かりボランティア初日。朝から「ウォンちゃん」と優しく声をかける佐野さんでしたが反応がなく、近づいてもケージから全く動く様子もありません。「どうしたらいいんだろうなぁ…」とぼやく佐野さんの狙いは、まず“ケージ”から出てもらうこと。警戒心をなくすため、テレビを見たり、スマホをいじったりと無関心を装う佐野さんですが“ウォンカ”は相変わらず動く気配もありません。
途中、佐野さんがドラマの仕事に出かけても、全くケージから出てこない“ウォンカ”。そして4時間が過ぎたころやっと動き出し、水を飲むと再びケージに戻り、佐野さんが帰ってくるまで約8時間、ほぼケージの中で過ごしていました。
■佐野“ケージから出す作戦”開始!…ウォンカに急展開
そこで帰宅した佐野さんが行ったのが、ケージの外に誘導するための食事作戦。エサと水をケージから離れた場所に置いて待っていると、狙い通り“ウォンカ”がゆっくりとエサの方へ動き出しました。佐野さんは「マジでビックリしてる」と口に手をあて驚いているとゆっくりとエサを食べ始めました。
予想外の急展開にテンションが上がった佐野さんは「ケージの扉を閉めてみようかな」と立ち上がると、その動きを察知した“ウォンカ”が食事をやめ、ケージへと戻っていってしまいました。「難しいなぁ」と悔やむ佐野さんでしたが、さらにエサを遠くに置いて柵の扉を閉める作戦に。
「嫌がらせしている気分で嫌だけどゴメン。ウォンちゃんのためなんだ」とつぶやきながら待っていると、再び警戒しながらもエサを食べる“ウォンカ”。そして佐野さんが立ち上がると、すぐに“ウォンカ”がケージへと戻ってしまい、作戦失敗。「焦りすぎたな。まずは外でご飯食べるだけでもすごい」と言い聞かせ反省しました。
■手からのエサやりに挑戦「奇跡だ。奇跡が起きてる」と興奮
預かりボランティア2日目。朝7時に起床した佐野さんは寝グセのまま“ウォンカ”にあいさつ。再び昨夜失敗した“ケージの外に出す作戦”に挑みます。
さらに遠くへエサを置くも“ウォンカ”は少しなれてきたのかあたりを見渡しながらも食事。そのすきに佐野さんはケージの扉を閉め作戦成功。「よしよし。いいぞ」と意気込む佐野さんは、さらに距離を縮めようと“手からのエサあげ”に挑戦することに。
じっとエサを見つめながら立ち止まる“ウォンカ”でしたが、ゆっくりと近づき佐野さんの手からエサを食べ始めました。「奇跡だ。奇跡が起きてる」と興奮しながらも、驚かさないように冷静にリアクション。
■MC相葉雅紀「急展開だね。でも距離縮まったね」と高評価
その後も部屋の中を歩き回るようになり、さらにおやつの時間には佐野さんの「お座り」の指示にも反応し、手からエサを食べるなど2日目にして心を開かなかった“ウォンカ”が少しずつ成長していく姿を見せました。
しかしその喜びもつかの間、深夜にはケージのシートをかみ切ったり、「ウオーン」と遠ぼえをしたりとさらなる問題が発生。不安を残しながらVTRは終了し、スタジオで映像を見ていたMCの相葉雅紀さんも「急展開だね。でも距離縮まったね」とコメントし、番組を締めくくりました。