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東京ディズニーシー 進化の歩みを振り返る ファンタジースプリングスいよいよオープン

2024年6月6日 7:05
東京ディズニーシー 進化の歩みを振り返る ファンタジースプリングスいよいよオープン
東京ディズニーシーの歩みを振り返る
東京ディズニーシーの8番目の新テーマポート『ファンタジースプリングス』がきょう6日にグランドオープン。オープンから最大規模のエリア拡張を迎えるディズニーシーが、これまでどんな進化をしてきたのか、歩みを振り返ります。

■2001年9月4日 オープン

東京ディズニーシーは『セブン・シーズ(7つの海)』という“海”をテーマにした世界初のディズニーテーマパークとして2001年9月にオープン。1988年に構想が発表されてから約13年という長い年月をかけ、総工費約3350億円、2年間におよぶ大工事を要しました。

オープンと共にスタートしたのは、メディテレーニアンハーバーで行われた『ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル』。装飾された船に乗ったディズニーの仲間たちやパフォーマーたちが生みだす、盛大なウォーターカーニバルです。クライマックスではハーバー周辺に上陸し、楽しいカーニバルを繰り広げました。

夜には、水上と夜空を舞台にした『ディズニーシー・シンフォニー』が行われました。ミッキーの指揮によって操られた照明や噴水、パイロ、そしてディズニー・ミュージックがひとつになって織り成す幻想的なショー。2004年4月まで公演され、同年7月からは“水の精”と“火の精”が恋におちていく物語を繰り広げる『ブラヴィッシーモ!』がスタートしました。

ブラヴィッシーモ!(BraviSEAmo!)とは、「最高(Bravissimo)」と「海(Sea)」を合わせた造語のことです。

2005年7月には、オープン以来初となる新アトラクション『レイジングスピリッツ』が導入されました。東京ディズニーリゾートで初めてとなる、360度の垂直回転が楽しめるローラーコースタータイプのアトラクションとして話題になりました。

■2006年~開園5周年 ファミリーで楽しめるパークへ

開園5周年を迎えた2006年には、昼のハーバーショー『レジェンド・オブ・ミシカ』がスタート。人間が争いをはじめ、リズムを奪いあったために、神話の世界“ミシカ”へ帰ってしまった伝説の生き物たちを呼び戻そうとする物語です。

炎や噴水、花火が目を引きますが、ドラゴンを操るパフォーマー、ユニコーンの後ろで揺れる船上でフライングをするパフォーマー、ミシカの世界観を見事に手話で表現する手話パフォーマー、ジェットスポーツで描かれるミッキーシェイプなど、細かな見どころが多く、2014年まで8年もの間、公演された人気のハーバーショーです。さらに、同年、落下型の新アトラクション『タワー・オブ・テラー』がオープンしました。

ここから東京ディズニーシーでは「ファミリーエンターテイメント」「ディズニーの夢の世界」「非日常」といった、ディズニーのテーマパークの原点である共通価値をさらに強くアピールすることで、子供から年配まで一緒に楽しめるパークへの開発計画を打ち出します。

そして2009年10月に新アトラクション『タートル・トーク』、2011年4月にキャラクターグリーティング施設『ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル』、2011年7月『ジャスミンのフライングカーペット』、2012年7月『トイ・ストーリー・マニア!』と、ファミリーで楽しめる施設を次々とオープンしました。

パーク開園から10周年を迎える2011年には、ハーバーショー『ファンタズミック!』がスタート。魔法使いの弟子にふんしたミッキーがイマジネーションの力を信じて、ディズニーファンタジーの世界を創造していくナイトエンターテイメントです。アニバーサリーイベントとしては『Be Magical!』が開催され、「魔法」をテーマに、マジカルハット(魔法の帽子)の形をしたモニュメントが登場するなど、10周年を盛り上げました。

その後も2015年にマーメイドラグーンシアター『キング・トリトンのコンサート』、2016年にミュージカルショー『アウト・オブ・シャドウランド』がスタート。パーク開園15周年を迎えた2016年はアニバーサリーイベント『東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”』が開催され、象徴となるクリスタルをモチーフとしたデコレーションやグッズなどが展開されました。

そして2017年は『ニモ&フレンズ・シーライダー』オープン、2019年には海外のディズニーテーマパークで高い人気を誇る大型アトラクション『ソアリン』に、新たなシーンが加わった、ディズニーシーオリジナルのアトラクション『ソアリン:ファンタスティック・フライト』がオープンしました。

さらに同年、新テーマポート『ファンタジースプリングス』の大規模拡張プロジェクトが発表されました。

このプロジェクトが進行する間も、進化は止まらず、ミュージカルショー『ソング・オブ・ミラージュ』のスタート、2021年は『東京ディズニーシー20周年:タイム・トゥ・シャイン!』の開催、そしてコロナ禍を経てダンサーが復活したことや、パークを大きく使ったプロジェクションマッピングが話題となった夜のハーバーショー『ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~』が2022年にスタートしました。

■開園以来、最大規模の拡張『ファンタジースプリングス』

そしてついに2024年6月6日、新テーマポート『ファンタジースプリングス』がグランドオープンします。総投資額約3200億円、東京ディズニーシー最大の拡張となるこのテーマポートには、ディズニー映画『アナと雪の女王』、『塔の上のラプンツェル』、『ピーター・パン』を題材にした3つのエリアに、4つの新アトラクション、3つのレストランそしてホテルが誕生します。