永瀬正敏、佐藤浩市から「“デートしよう”って」 27年前、映画が製作中止に 2人が交わした会話
■永瀬正敏「意思疎通ができた」 27年前、佐藤浩市と話したこと
永瀬さんは27年前、撮影地だったドイツ・ハンブルクで起きた出来事について、「あまり経験したくないことが起きてしまいまして。明日クランクインで、写真から先に撮影を始めましょうとロビーに集まっていたら、石井監督がプロデューサーに呼ばれて。しばらくしたら監督がホテルの外を歩いて行く後ろ姿を偶然見てしまって。“あれ、監督どこ行かれるんだろうな?”と思ったら、(プロデューサーから)“この映画を中止にします”と言われたので。監督の後ろ姿は一生忘れないとずっと思っていました」と振り返りました。
また、こんな裏話も。永瀬さんは「この映画が残念ながらできませんといったあとに、ドイツのスタッフの方々にパーティーを開いていただいて。その時に浩市さんに“永瀬、デートしよう”って言われて。あんな緊張するデートは初めて」と、同じくドイツにいた佐藤さんとの秘話を明かしました。
佐藤さんはその時交わした会話について、「こういう形で映画がなくなった。“自分の役を俺はもう棺おけに入れて埋めるよ”ってニュアンスで(伝えた)。永瀬さんは“まだ埋めきれない、埋められない”っていう話を聞いて、うれしくもあり切なくもあり」と告白。永瀬さんが「俳優同士としての意思の疎通ができた。あんなに緊張するデートは初めてでしたね」と話すと、佐藤さんから「デートじゃないっつーの!」とツッコまれていました。