『美少女戦士セーラームーン』 舞台となった港区にマンホールを設置 思い出深いデザインに胸アツ
港区役所によると、設置のきっかけは、近年高まっているキャラクターやイラストが描かれたデザインマンホールへの注目度。“マンホールカード”と呼ばれる、マンホール蓋が印刷されたカードが発行されるなど話題になっていることを受け、今回、港区に所縁のある『美少女戦士セーラームーン』を起用したということです。
港区内全5か所に順次設置される予定だという『美少女戦士セーラームーン』のデザインマンホール。設置初日となった21日現在、セーラー5戦士がデザインされた青色のマンホールと檸檬色のマンホールがすでに設置されています。
■『美少女戦士セーラームーン』の舞台は“港区”
『美少女戦士セーラームーン』は、主に東京・港区が舞台となっている作品。主人公・月野うさぎ(セーラームーン)や、その仲間たちが日常生活を送る麻布十番付近をはじめ、東京タワー、芝公園等、区内のスポットが登場しています。
例えば、21日に設置された青色のマンホールは、芝公園付近のみなと図書館前に位置していて、セーラーヴィーナスこと愛野美奈子が通う架空の中学校・芝公園中学が、芝公園の近くにあるという設定をもとに設置されました。
■今後は麻布十番商店街入口にも設置予定
また、今後設置予定だというセーラームーンとタキシード仮面のマンホールは、麻布十番商店街入口に設置。この場所は、月野うさぎと地場衛(タキシード仮面)が運命の再会を果たした場所として、ファンの間でも聖地となっています。
さらに、うさぎと仲間たちは麻布十番周辺で生活をしていることから、麻布十番商店街にも作品に登場するお店など、所縁のあるスポットがあることも設置場所に選ばれた理由の一つとなっています。
■思い出深いデザインにファンは胸アツ
事前に港区のX(旧Twitter)や、『美少女戦士セーラームーン』の公式サイトなどで、デザインマンホール設置のお知らせがされていたことから、ひと目見ようとファンたちが集結。マンホールが設置されたみなと図書館前で取材しました。
作品の舞台が港区だということで、住まいを港区に選んだという40代の主婦は「慶応仲通り商店街入口に設置された檸檬色のマンホールも見て来て、こちらに歩いてきたんです。(今後設置予定のデザインの中で)一番期待しているのは、麻布十番商店街入口にある月野うさぎと地場衛のマンホールですね。これは2巻の表紙で、作品にハマっていた時期なので楽しみです」とコメント。
さらに、作品の魅力について「女の子全員かわいくて、スタイルが良くて、キラキラしているのがステキ。宇宙をモチーフにしているのもステキなんですけど、作者さんが宝石に詳しいらしく、作品の中で宝石とかが関わってくるのが女心を刺激するんだと思います」と語りました。
また、鹿児島県から東京都に旅行で来ていた40代主婦は「昔コミックとか見ていて、氷川神社とかいろいろセーラームーンの聖地だって知っていたので来ました。特に楽しみなのは、タキシード仮面とセーラームーンのマンホール。それと、当時お正月に(漫画誌)『なかよし』を買ったときの表紙だった赤色のマンホールも楽しみです」とコメント。
さらに「当時小学生の時に、セーラームーンが月のプリンセスになるのがすごく衝撃的で、女の子としてすごい頑張っているのが自分の中でもすごい刺さって。あとセーラームーンの声優である三石琴乃さんに会ったりもして、そこからのめり込んでしまいました」と作品にハマったきっかけを明かしました。
港区は、マンホールマップと記念品、マンホールカードの配布も準備しているとのことで、「デザインマンホールと作品ゆかりの地を巡っていただきながら、区内観光をお楽しみください」としています。