■社会人経験を思い出しながら作った楽曲

社会人経験のある藤原さんは今回の楽曲を手がける時に大切にしたことがあったそうで、「news zeroという番組は、僕が社会人として働いて、仕事が終わって夕飯食べて、スタジオでメンバーと練習をして、帰ってきたらやっているっていう感じだったんですけど、やっぱりその時のことっていうのは楽曲を作る上でも、すごく思い出しながら作りました」と振り返りました。

■ミュージックビデオに込めた思い

Official髭男dism『日常』

『日常』のミュージックビデオは、テレビ局を舞台に、様々な姿のモンスターたちが自分の夢を追いながら働いていて、“日常”を過ごす様子が描かれています。藤原さんは「それぞれの人生の時間があって、人間みんな平等365日24時間っていわれているんだけど、それってわりと忘れがちな考え方だと思っていて、それぞれの24時間っていうものが描けたらとてもいいな」と作品に込めた思いを語りました。

また、今年3月に声帯ポリープ発症のため療養をしていた藤原さんは「いろんなことをお休みしなきゃいけなかったんだけど、逆に言えば上手に声が出た日も流れているし、日常っていいことばかりではなくてこのままでいいんだろうかって思うような惨状が、この楽曲と共にのっかっている時もあって、必ずしも幸せなことばかりじゃないということをすごく改めて思ったし、その番組の締めくくりとしてこの曲を使ってもらえていることを、すごく作った人間として誇りに思っています」とテーマ曲を手がけて感じたことを語りました。