北野武監督 76歳「バブルの時代とか80年代とか」 映画で追求したいテーマ語る
日本外国特派員協会に登場した北野武監督
映画監督の北野武さん(76)が15日、日本外国特派員協会で記者会見を行い、将来、映画で表現したいテーマを明かしました。
今回の会見は、“本能寺の変”を北野武流に、壮大なスケールで描いた最新作『首』の公開(11月23日)をきっかけに開催。監督が最新作への思いをはじめ、映画の世界に足を踏み入れたときのエピソードや、時事問題などについて語りました。
今回の会見は、“本能寺の変”を北野武流に、壮大なスケールで描いた最新作『首』の公開(11月23日)をきっかけに開催。監督が最新作への思いをはじめ、映画の世界に足を踏み入れたときのエピソードや、時事問題などについて語りました。
■次回作は“独特な上映スタイル”を模索
監督は、次回作の構想についても言及。「今度作ろうとする映画は、“暴力映画におけるお笑い”というテーマで今製作に入っています」と明かし、「まず半分の時間、暴力映画を撮って、それと同じキャスティングとストーリーで(撮った)パロディーを同時に二部で流してみるということをやっている」と、詳細を語りました。
さらに、“将来的に映画の中で追求したい、新しいテーマ”について聞かれると、「やっぱり日本はバブルの時代とか80年代とか、その時代に反社会的グループとか芸能界とか、そういう人たちが入り乱れて、いろんなことがある時代があるんだけど、それは今台本を作っている最中。映画はいろんな可能性があるので、いろんなものを作りながら、ひらめいたことをメモして、いつかそれを実現させようとする努力はしています」と、映画監督としてのアイデアがまだまだあることを明かしました。