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西島秀俊、カンヌでの北野武作品上映に「今までで一番素晴らしい上映だった」

2023年5月24日 22:35
西島秀俊、カンヌでの北野武作品上映に「今までで一番素晴らしい上映だった」
西島秀俊さん (c)若山和子
北野武監督(76)が構想に30 年を費やした最新作『首』が日本時間24日、フランスで開催されているカンヌ国際映画で上映されました。

映画『首』(11月23日全国公開 R15+)は、戦国時代を舞台に、織田信長、羽柴秀吉、明智光秀、徳川家康らが、“本能寺の変”に向けて繰り広げる裏切りと戦略と戦を描いた物語。北野監督自らが“本能寺の変”を策略する羽柴秀吉を演じ、織田信長に複雑な感情を抱く明智光秀を西島秀俊さん、狂乱の天下人・織田信長を加瀬亮さん、秀吉を支える軍師・黒田官兵衛と弟の羽柴秀長を浅野忠信さんと大森南朋さん、秀吉に憧れる百姓・難波茂助を中村獅童さんが演じます。

コンペティションの枠ではまかないきれない作品を集めた『カンヌ・プレミア』部門へ、日本実写作品として初めて正式出品された今作。公式上映では、配給会社によると1068席のチケットが完売。上映の終盤、エンドロールに北野監督の名前がスクリーンに映し出されると、拍手と歓声が巻き起こり、約5分のスタンディングオベーションが贈られたということです。

上映後、北野監督は「編集やりながらずっと見てたので、寝ちゃうかな。と思っていたけど…久々に大画面で見てまぁまぁかなって感じ(笑)意外に細かいところがウケていたので、次回作はお笑いやらなきゃいけないな」と笑顔を見せました。

また、西島さんは「何度か映画祭で上映に立ち会っていますけど、今までの中で一番素晴らしい上映だったなと感動しています。観客のみなさんがものすごい集中して、面白いシーンは全部笑って最後まで見ていたので胸がいっぱいです。感動しました」と熱く語りました。

さらに、今作が北野組初参加となる中村さんは「こうして連れてきていただいて、監督に感謝しています。フランスの方々が、役者がアドリブで演じたシーンにも思った以上に笑いが起きていたので、びっくりと同時にうれしかったです」と明かしました。

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