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西島秀俊「こんなセットを作ったのに…」 北野武監督の撮影方法に驚き

2023年4月16日 21:45
西島秀俊「こんなセットを作ったのに…」 北野武監督の撮影方法に驚き
西島秀俊さん
俳優の西島秀俊さん(52)が15日、北野武監督(76)の最新作、映画『首』(2023年秋全国公開)完成報告会見に北野監督らとともに登場。撮影時、印象に残っているエピソードを明かしました。

映画は、戦国時代を舞台に、戦国武将の羽柴秀吉、明智光秀、織田信長、徳川家康らが、“本能寺の変”に向けて繰り広げる裏切りと戦略と戦を描いた物語。北野監督自身が羽柴秀吉を、西島さんが明智光秀を演じます。

撮影期間で印象に残っているエピソードを聞かれた西島さん。「撮影終盤に監督が“1シーン追加したい”とおっしゃったことがあって、結構大きなセットを組んでいて、僕も新しくシーンが追加されてたので、ワクワクしながら現場に行ったのですが…」と意気込んで撮影に臨んだそうですが、「撮影は1カットで終わって…。“こんなセットを作ったのに1カットで終わるのか…”と(笑)ちょっとスタッフもぼう然としながら、僕も寄りのカットの撮影もあるのかな? と気持ちを込めて演技をしていたのですが一瞬で終えて帰りました」と明かしました。

この理由について、北野監督は映画界の巨匠・大島渚監督の作品に出演した際の“教え”を挙げ、「大島渚監督に“大事なシーンは引きで撮るべきだ”と言われたことが印象に残っていて、“これだ! っていうふうに寄って印象づけるのは下品です”とよく言われたからそれが癖になった」と明かしました。

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