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マンガ大賞『これ描いて死ね』作者・とよ田みのる「娘のマンガをパクって」 家族から得たヒント

2023年3月27日 22:30
マンガ大賞『これ描いて死ね』作者・とよ田みのる「娘のマンガをパクって」 家族から得たヒント
『マンガ大賞2023』授賞式
全国の書店員などマンガ好きな選考委員が“今一番薦めたいマンガ”を選ぶ『マンガ大賞2023』の授賞式が27日に行われ、ノミネートされた11作の中から、とよ田みのるさん(51)の『これ描いて死ね』(小学館)が大賞に輝きました。

過去には実写映画化される作品もあるなど、注目される大賞に選ばれた『これ描いて死ね』。主人公は、東京の離島に暮らすマンガが大好きな高校1年生の女の子。憧れのマンガを買うため出かけたイベント会場での運命の出会いをきっかけに、マンガ家への道をめざしていくというストーリーです。

受賞後のインタビューで、とよ田さんは、「率直になぜ僕が? という気持ちですね。今年20年目ぐらいなんですけど、やっとか、という気持ちです」と喜びをあらわにしました。

とよ田さんは、自分の姿を主人公に重ねた部分もあるといい、その一方で、「(作中では)マンガを描いたことがない子が初めてマンガを描くんですよ。つたないマンガを表現するため、娘が描いていたマンガをパクって描いたんですよ。だから『チームとよ田』の勝利だぞって家族に言いました」と、家族の描いたマンガが作品のヒントになったといいます。

(3月27日放送『news every.』より)