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河合優実主演『ナミビアの砂漠』、カンヌで国際映画批評家連盟賞を受賞 監督は山中瑶子27歳

2024年5月26日 22:15
河合優実主演『ナミビアの砂漠』、カンヌで国際映画批評家連盟賞を受賞 監督は山中瑶子27歳
第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した山中瑶子監督27歳 (c)Kazuko Wakayama
俳優の河合優実さん(23)が主演した山中瑶子監督(27)の映画『ナミビアの砂漠』が、フランスで開催中の第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。監督、キャストが喜びのコメントを寄せました。

同賞は、FIPRESCI(国際映画批評家連盟)によって選定され、1946 年から授与されている賞。これまでにヴィム・ヴェンダース監督『さすらい』、『パリ、テキサス』や、ケン・ローチ監督『リフ・ラフ』など巨匠たちの名作が選ばれていて、日本映画の受賞は濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』以来3年ぶりとなります。また27歳の山中監督の受賞は、女性監督としては史上最年少ということです。

映画は、何に対しても情熱が持てない21歳のカナの日常を描く物語。主人公・カナ役を河合さんが務め、カナと関係を深めていくクリエイター・ハヤシ役を金子大地さん、カナの彼氏役を寛一郎さんが演じます。

授賞式に登壇した山中監督は、英語で「このような賞をいただきありがとうございます」とスピーチし「監督週間、そして私の映画のスタッフ、キャストのみなさんに感謝を伝えたいです」とお礼を述べました。

作品について山中監督は「自分の分からないことも出てきたので、たくさんのスタッフやキャスト、友人たちに話を聞いたり、コミュニケーションをたくさんとったりして脚本に取り入れさせてもらった」と語り、「かなり普遍性のある、遠くにいる多くの人に届くような映画になったのかなと思っています」と自信を見せました。

■河合優実「言葉にし難い嬉しさ」受賞に喜び

受賞を受けてキャスト陣もコメントを発表。主演の河合さんは「本当に本当におめでとうございます! これまで国際批評家連盟賞に名を連ねてきた素晴らしい作品たちに『ナミビアの砂漠』がならぶこと、言葉にし難い嬉しさです!」と喜びを明かし、金子さんは「先日のカンヌ映画祭登壇の興奮がいまだに醒めない中、こんな嬉しい報告を聞くことができて幸せです。このチームで作品を作れた喜びを改めて噛み締めています」と心境を明かしました。また寛一郎さんは「すごくいいチームで作れた作品だと映画祭を通して再認識しました。そんなチームで作った作品が、こうやって顕著に結果として現れてくれたこと、とても名誉なことだと思います」と思いを寄せています。

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