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奥山大史監督 映画『ぼくのお日さま』 日本人監督として史上最少年でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出

2024年4月12日 22:55
奥山大史監督 映画『ぼくのお日さま』 日本人監督として史上最少年でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出
映画『ぼくのお日さま』で監督・撮影・脚本・編集を手がけた奥山大史さん (C)2024「ぼくのお⽇さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
奥山大史監督(28)の映画『ぼくのお日さま』(9月公開予定)が、2024年度の第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に、日本人として史上最年少で正式出品されることが決定。コメントを寄せました。

映画は、田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音(きつおん)のあるホッケーが苦手な少年タクヤと、選手の夢を諦めたスケートのコーチ荒川と、コーチに憧れるスケート少女さくらの3人の視点で紡がれ、雪が降りはじめてからとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語が描かれます。

撮影・脚本・編集も手がけた奥山監督は「カンヌのドビュッシー劇場が初上映の場になるとは夢にも思っていませんでした。物語のインスピレーションを与えてくださったハンバート ハンバートさん、ずっと力強く背中を押し続けてくださった池松さん、そして、共にこの映画を作り上げてくださった皆さん。ここまで連れてきていただき、心から感謝しています」とコメント。
そして、コーチ 荒川役を演じた俳優の池松壮亮さん(33)は「映画そのものを祝福してくれるような世界最高峰の地で、自分にとって本当に大切な作品を、様々な国の映画人、映画ファンにみていただけること、大変光栄に思っています。奥山さんをはじめ、主演の敬達、希亜良、キャストスタッフ、この映画に関わった全ての方々と、この喜びを分かち合いたいです」とコメントを寄せました。

「ある視点」部門は、過去の日本作品では北野武監督の『ソナチネ』や黒沢清監督の『トウキョウソナタ』、是枝裕和監督の『空気人形』など日本を代表する監督たちの作品が選出されてきており、2022年の早川千絵監督の『PLAN 75』以来2年ぶりとなります。第77回カンヌ国際映画祭は5月14日から25日(現地時間)まで開催される予定です。

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