山崎育三郎「長年の夢でした」 日本初オリジナルミュージカルで明日海りお・古川雄大と共演
3人が共演するのは、ミュージカル『昭和元禄落語心中』(2025年2月東京公演)で、原作は雲田はるこさんの漫画『昭和元禄落語心中』。戦前から平成に至る落語界を舞台に、人々の多彩な生き様を描いた物語です。
初太郎(助六)役の山崎さんは「1998年に小椋佳さん企画のオリジナルミュージカルでデビューした私にとって、日本オリジナルミュージカルを作ることは長年の夢でした。これまで、ブロードウェイ、ウエストエンド、ウィーン、韓国、世界の名作ミュージカルが日本版として上演され、私自身も何度も素晴らしい作品と出会い、人生が変わるような体験をさせていただきました。しかし、次々とミュージカル作品が生まれている世界に比べて、日本オリジナルミュージカルが生まれ難いのも現状です」と話しました。
続けて、「そんな中、6 年前に出演したドラマ『昭和元禄落語心中』に出逢い、この作品の持つはかなく美しい世界に魅了され、撮影中からいつかこの作品をミュージカル化したいと心に秘めていました。そして時が経ち、多くの皆さんにご協力いただき、ついに2025年に上演が決定いたしました」と語りました。
そして、「演出にはミュージカル『エリザベート』『モーツァルト!』『ロミオ&ジュリエット』でご一緒した小池修一郎さん、共演には信頼するミュージカル界の戦友、明日海りおさん、古川雄大さん。これまで共に作品を創り上げてきたミュージカル界の素晴らしいクリエーターの皆さんに集結していただきました。2025年春、日本発のオリジナルミュージカルが誕生します」とコメント。
また、芸者・みよ吉役の明日海さんは、「4年ほど前、山崎さんに“一緒にミュージカルやりましょうよ!雄大も誘って!!”と声を掛けていただいた時のときめきを、はっきりと覚えています。そんな夢のまた夢のようなことが、来年の春に叶うことになりました。お話をいただいて、原作の『昭和元禄落語心中』を一気に読み終えました。人の夢や流した涙が、雨や桜吹雪、畳やおしろいの香りに煽られて、絡み合い、むせ返るようなあの世界に生きられること、とても楽しみです。私の演じる、芸者のみよ吉は、今まで出会ったどの役とも違う感情が体を駆け巡りそうな予感がしています。演出の小池先生、そしてお二人の素晴らしい先輩に必死について行きたいと思います」と語りました。
さらに、菊比古(八雲)役の古川さんは、「僕も山崎育三郎さん同様、日本オリジナルのミュージカルがもっとうまれてほしいと切に願っておりました。そんな時にお声掛けいただき、日本ならではの原作にとても興味が湧きました。参加させていただけること、とても光栄に思っています。何より同じ事務所の育三郎さん、明日海さんと共に、日本オリジナル作品をうみ出せる事に大きな意味を感じております。必ず成功させたいと思っていく中、小池修一郎先生が脚本、演出という事で、間違いない作品が出来上がると確信に変わりました。皆様に新しい世界をお届け出来ると想像するだけでワクワクが止まりません」とコメントを寄せました。