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ジョー山中さん前夜式、800人がお別れ

2011年8月11日 21:23
ジョー山中さん前夜式、800人がお別れ

 7日に肺がんのため64歳で亡くなった歌手のジョー山中さん(本名山中明=やまなかあきら)の前夜式が11日、東京・北品川のキリスト品川教会で営まれた。

 式にはミュージシャンの内田裕也(71)、ミッキー吉野(59)、ミッキー・カーチス(73)ら親交の深かった友人や関係者約800人が参列した。

 遺影は、生前の山中さんの一番のお気に入り。2008年10月、山中さんがボーカルを務めるロックバンド、フラワー・トラべリン・バンドとしてライブを行った際に撮影した1枚が、旧友や音楽仲間を迎えた。

 祭壇にバラの花でおおわれ、山中さんが生前に獲得した3枚のゴールドディスクが飾られた。棺の中の山中さんは、遺族や音楽仲間の意向で前夜式を“最後のステージ”に見立てて作られたというオフホワイトのマントにラスタ調のロングスカーフ、鳥の羽根で作られた首輪というステージ衣装を身にまとい、友人たちとの最後のお別れに臨んだ。

 妻の山中聡子さん(37)と共に喪主を務めた長男の山中ひかりさん(38)が遺族代表であいさつ。「父は本当にみなさんに愛されていたと思います。いつも笑顔が絶えない家でした。笑いが絶えない日々でした。人と話すことの大好きな父でしたので、きょうもたくさんの人に集まっていただけてすごく喜んでいると思います。父の楽曲の歌詞に“生きる事は愛する事”と歌っているものがあります。僕たち家族はそのことを忘れずに、父の意思を受け継いでいきたいと思います」と亡き父をしのんだ。