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松任谷正隆氏、初恋の思い出を確認に…

2012年5月19日 13:32
松任谷正隆氏、初恋の思い出を確認に…

 音楽プロデューサーの松任谷正隆氏(60)が19日、都内で行われたアニメ映画「虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜」(宇田鋼之介監督)の公開初日舞台あいさつに出席した。

 タイムスリップした少年・ユウタが、1970年代の田舎の村で過ごすひと夏を描いた物語。主題歌「愛と遠い日の未来へ」を、妻でシンガー・ソングライターの松任谷由実が書き下ろし、音楽監修を正隆氏が務めた。

 正隆氏は「あの時代(1970年代)に僕は実際に生きていますから、その感じの音をテーマにしました」とこだわりを明かし、「何カ月かけたかわかりませんが、去年僕が1番情熱を傾けた作品です。よろしくお願いします」と、思い入れの深さを強調した。

 宇田監督は「最初に松任谷(正隆)さんとお話して『(音楽を)肌触りのいいものにしたい』と言った。そこでピアノスケッチ(曲の構想などを大まかにまとめたもの)をもらって『ああ、これイケるな』と感じたのを覚えています」とにんまり。由実に楽曲制作を依頼した時も「テーマをお話ししたらピッタリ合った曲を作ってもらった。最初にラフスケッチをもらった時も、机の下でガッツポーズをしていた」と大満足。由実を1番近くで見る正隆氏も「わりとすんなりと書いていた感じ」と明かした。

 「タイムスリップするとしたらいつがいい?」という質問が飛ぶと、正隆氏は「未来は絶対に行きたくない!幼稚園のころ、うちには車がなくて、車で送り迎えをされている同級生の女の子がいたんです。その子の迎えが来ると、僕は駆け出してポーッと見ていた。初恋だと思っているけど、それは車に恋をしていたのかもしれない。それを確認しに行きたいですね」と回想し、笑いを誘った。