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こうせつ、島倉千代子さんへ遺作曲ささげる

2014年5月10日 18:32
こうせつ、島倉千代子さんへ遺作曲ささげる

 歌手の南こうせつ(65)が10日、東京・日比谷野外大音楽堂で毎年恒例のイベント「南こうせつグリーンパラダイス」を開催した。

 今年で23年連続23回目となる同イベントに、今年は歌手の由紀さおり(65)安田祥子(72)姉妹、森高千里(45)、タレントのキンタロー。(32)らが出演した。

 開演前に南らが取材に対応。
 南は昨年の同イベントを回想し、「去年はものすごい雨で、その中で忘れられない方がいて。島倉千代子さんが『どうしても見たい』ということで、リハーサルにお見えになったんです」と昨年11月に亡くなった演歌歌手の島倉千代子さん(享年75)が来場していたことを告白。その際に島倉さんの楽曲「からたち日記」を舞台裏で2人で歌唱したことを明かした。

 島倉さんが病床で歌い、遺作となった楽曲「からたちの小径」も南が作曲、プロデュースを担当。この日は同曲も歌唱し、「島倉さんが、この歌を僕に歌い継いでほしいと言っていたらしいという情報をいただいて、コンサートで歌っています。(島倉さんに)ささげたいと思います」と思いを語った。

 スペシャルゲストとなった由紀・安田姉妹が同所で歌唱をするのは初めて。安田は「いろんな歌い手の方が(ライブを)なさっていらっしゃる。そこに参加させていただいてワクワクしています」と笑顔。由紀も「長く(歌手活動を)やっていてよかったね〜」と姉と顔を見合わせた。
 キンタロー。は「私なんかの若輩者が出させていただけて本当にありがたい」と恐縮しきり。テレビ番組でスベっていながらも心が折れないキンタロー。の姿に感心したという南から出演オファーを受けたといい、「(スベったときは)拾う神がいると思わなかった。本当に素晴らしいショーに彩りを加えられるよう精進したい」と力を込めてあいさつした。