アンジェラ日本ラスト、37歳の大学1年生
シンガー・ソングライターのアンジェラ・アキ(36)が4日、東京・日本武道館で「Concert Tour 2014 TAPESTRY OF SONGS -THE BEST OF ANGELA AKI-」の最終公演を行った。
2005年のメジャーデビューから約10年。05年には、史上初の単独ピアノ弾き語り公演を成功させるなど、メジャーアーティストとして音楽シーンに存在感を打ち立ててきたが、新たなる平地を求めてアメリカの音楽大学への留学を決意。日本での音楽活動を無期限で停止する。
日本最終公演のこの日、1万4千人が見納めに駆け付けた。
黒のワンピースにスニーカーで登場したアンジェラは「みなさん、きょうは、最後の最後まで盛り上がっていきましょう」とあいさつ。思い出の武道館公演に感無量で、「何回も歌わせてもらえて、妊娠しているときにもやらせてもらって思い出の武道館。1万4千人が来てくれてめっちゃ、うれしい」と思いを伝えた。
今月末から音楽大学に入学する。9月15日には誕生日を迎えることから、「37歳でピカピカの1年生。(周りの1年生と)20歳以上違う。先生に間違えられたらどうしよう」と笑いを誘った。
アンコールでは「音楽は(人との)つながり。人間っていう孤独の点がいっぱいあるけど、それがつながるから」とファンに語りかけ、「10年間、心の底からありがとう」と感涙。全20曲で有終の美を飾った。