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【家族葬】鮎川誠、涙「楽しさは消えない」

2015年2月19日 15:36
【家族葬】鮎川誠、涙「楽しさは消えない」

 14日に子宮頸がんで亡くなった「シーナ&ロケッツ」のシーナ(本名・鮎川悦子=あゆかわ・えつこ)さん(享年61)の葬儀・告別式が19日、東京・世田谷の森巌寺開山堂で営まれた。
 
 18日の通夜はロック葬と銘打たれ、一般来場者を含めて約2000人が参列したが、この日は当初の予定通り家族葬としてしめやかに執り行われた。親族・関係者ら数十人が参列した。

 夫で同バンドのリーダー・鮎川誠(66)は喪主として「たくさんのファンの皆さん、一緒に音楽をやった仲間、支えてくれた関係者の皆さん、お別れの言葉や温かい気持ちをいただき、心から感謝しています」とあいさつ。
 「きょうシーナが愛したここ下北沢で、遠い世界に旅立っていきます。シーナ、ありがとう。楽しかった。『楽しいことをしようよ』って言って始めた『シーナ&ロケッツ』でしたけど、その楽しさは消えていかない。僕たちと僕たちのファンと、シーナを愛してくれたたくさんの仲間(の心)には(楽しい思い出が)ずっと残っている。これからも音楽はずっと続いていくし、シーナのレコードも残るし、みんな思い出してくれると思う」と涙ながらに最愛の妻に語りかけた。
 
 出棺の際、鮎川は娘3人とともに手を合わせて一礼。会場の出入り口で見守るファンからは「シーナ、ありがとう」という涙声が飛んだ。