駒沢大学に合格したタレントの萩本欽一（７３）が８日、東京・世田谷の駒沢キャンパスで行われた入学式に出席した。

　社会人入試制度を経て見事、仏教学部の新入生となった萩本は入学式終了後、報道陣の取材に対応。
　通学のために新調したというリュックサックを背負い、「先生も生徒たちも“欽ちゃん”って言ってくれた。この大学に入学して一番うれしいのは“欽ちゃん”に戻れたこと」と喜びをかみ締めた。

　「野球部のユニフォームが着たい」と学業以外にも積極的に参加する姿勢を見せたが、「お笑いサークルもありましたが、そこには近寄る気はありません。ここでは“教える大人”ではいたくない」と、きっぱり。「“欽ちゃん走り”もここではしないと思います」とキャンパスでのお笑い封印を宣言した。
　長年の芸能活動による“職業病”が封印理由だそうで、「人が話しているとツッコミを入れちゃうんです。先生の話も『あー、あそこにオチをつけたらいいのに…』とか（考えてしまう）」とポツリ。「学校はツッコミをするところではなく、（話を）聞くところ。聞くところからスタートしたい」と、いよいよ始まる学生生活に思いをはせた。

　もちろん仕事をおろそかにすることはなく、仕事と学業では「仕事を優先」とスタンスは明確。「２つぐらいこなせないはずがない。掛け持ちに慣れていますので（大丈夫）」と話した。