浮世絵展サポーター七之助、足を運んで
歌舞伎俳優の中村七之助(32)が浮世絵展「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」のオフィシャルサポーターに就任し1日、東京・汐留の日本テレビで行われた会見に出席した。
世界有数の浮世絵コレクションを誇るアメリカ・ボストン美術館から2人の天才浮世絵師、歌川国芳と歌川国貞の作品170件(約350枚)が来日する。
七之助は「ただの浮世絵ではなく状態が良いということで有名な作品。この機会を逃すともしかしたら見られないものばかりです。浮世絵だからって難しいものでなく『昔もこんなことを考えていたの?』と思うようなものばかり。ぜひ足を運んで」とPRした。
この日の七之助は、スカル(どくろ)柄のニット姿。
歌川国芳の描いた作品「国芳もやう正札附現金男野晒悟助」のどくろ模様の服に合わせたものと話し「昔もこういうどくろとかがかっこいいと思われていたんでしょうね。歌舞伎でもどくろの衣装がありますが、今の時代も通用する。人間と言うのは根本的には変わらないんだな」とにっこり。
浮世絵は当時、歌舞伎舞台のブロマイドのようなものだったといい「昔僕が舞台をやっていたら描いてくれるのかな。描いてもらえるような役者にならないといけないと思うんだろうな。すごく親近感が湧きます」と語った。
「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」は2016年3月19日から、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで。