昨年８月に期間限定で４度目の再始動を果たした５人組ヘビーメタルバンド「聖飢魔ＩＩ」が２０日夜、東京・日本武道館で地球デビュー３０周年記念ツアーのファイナル公演を開催した。

　ステージは楽曲「創世記」で幕開け。棺桶（かんおけ）からボーカルのデーモン閣下が登場すると客席から悲鳴と歓声がわき起こり、ヒット曲「蝋人形の館」など全１４曲を歌唱した。

　後半にはデーモン閣下が「ミサは本日、千秋楽を迎え、我々は何分か後には地球から去っていくが、諸君たちに新曲を残していく！普通は新曲を出して、プロモーションをして、ツアーを周ると思うのだが、我々は違う！楽しみにしておけ！！」と新曲「荒涼たる新世界／ＰＬＡＮＥＴ／ＴＨＥ　ＨＥＬＬ」（４月１３日発売）のリリースをサプライズで告知。
　前作から実に１７年ぶりとなるシングルで、魔界に帰還する前の思わぬプレゼントに、ファンからは盛大な拍手が送られた。